アフガン戦闘激化、家失った24万人 「野宿するしか」

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バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンの反政府勢力タリバーンが地方都市を次々に制圧するなか、住み家を追われた人々が首都になだれ込んでいる。国連によると、戦闘が激しくなった5月以降の避難民は推計約24万人。人道危機を防ぐため、国連やNGOが緊急支援に乗り出している。

 土ぼこりが舞う首都カブール北部の公園に、民族服姿の家族連れら数千人が座り込んでいた。北部クンドゥズから来たグルダナさん(49)は、朝日新聞助手に「銃撃戦が家に迫り、やかんや毛布をつかんで逃げました」と語った。

 グルダナさんは2年前、タリバーンとの戦闘で警官の夫を亡くした。ヤギ4頭の乳を売り、娘ザハラさん(9)ら3人を育てた。だが7日深夜、村でタリバーンと政府軍が交戦。戦闘が鎮まった8日未明に家を出た。同日、クンドゥズはタリバーンの手に落ちた。

 心配なのは娘の将来だ。「タリバーン支配下では女性が10代半ばになると強制結婚の対象になるので家には戻れません。頼れる親戚もおらず、野宿するしかないのです」。公園の木に布を結んで日差しをよけ、国連機関や地元NGOが配る水やパンで飢えをしのぐ。新型コロナウイルスの感染リスクについては「どのような病気か知らない」と答えた。

 当局によると、首都に来た避…

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