• アピタル

大阪の医療体制、厳しさ増す 入院・宿泊療養を制限

新型コロナウイルス

[PR]

 大阪府新型コロナウイルスの感染急拡大に歯止めがかからない。1日あたりの新規感染者は4日連続で1400人を上回った。病床の逼迫(ひっぱく)は加速しており、府は入院や宿泊療養施設の入所を制限する方向に舵(かじ)を切った。

 府内の新規感染者は約2週間にわたり連日1千人を上回る。14日の新規感染者は1828人で、「第4波」のピーク時の1260人を大きく上回る。緊急事態宣言の下でも、感染収束の兆しは見えない。吉村洋文知事は13日、記者団の取材に「非常に厳しい状況だ。病床がなかなかもたなくなってくる」と語った。

 14日時点の重症患者は前日より3人増の138人、最大確保病床の使用率は23・5%。軽症・中等症患者は68人増の1706人、病床使用率は67・3%にのぼる。府は感染拡大が続けば、軽症・中等症病床に続き、重症病床も逼迫してくると警戒する。

 これまでは、早期治療で重症化と入院長期化を防ごうと幅広く入院や宿泊療養を受け入れてきたが、13日に方針を転換した。65歳以上は原則入院だったが、中等症以上か重症化リスクのある人に制限。入院の必要がない人は宿泊療養という原則も見直し、40歳以上やリスクのある人に絞る。

 府幹部は「治療や健康観察が必要な人への対応が遅れないように入り口を絞らざるを得ない」と話す。ただ、増加が見込まれる自宅療養者の症状急変に十分対応できるのかという課題は残ったままだ。

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]