安倍前首相が靖国参拝 自民総裁選目指す高市氏も

笹山大志、小野太郎
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 終戦の日の15日、安倍晋三前首相が東京・九段北の靖国神社を参拝した。参拝後、安倍氏は記者団の取材に対し、「衆院議員、安倍晋三」と記帳したと説明。「先の大戦において、祖国のために母や父、友や子、愛する人を残し祖国の行く末を案じながら、散華された尊い命を犠牲にされたご英霊に尊崇の念を表し、御霊安かれとお祈りいたしました」と述べた。

 安倍氏は首相在任中の2013年12月26日に靖国を参拝し、中国や韓国が反発し、米国も「失望している」との声明を出した。安倍氏はその後、20年9月までの在任中に参拝は行わなかった。首相退任後は参拝している。

 またこの日、自民党下村博文政調会長も参拝した。下村氏は記者団の取材に「自民党政調会長下村博文」と記帳したとし、「英霊に対する尊崇の思いと、改めて76年間日本が平和で今日まできているわけで、不戦の思いを誓って参りました」と話した。

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 一方、9月末の任期満了に伴う自民党総裁選に立候補の意向を表明している高市早苗総務相もこの日に参拝した。同党の一部保守系議員でつくる「保守団結の会」として参拝したといい、高市氏は記者団の取材に「国家存続のために、大切な方々を守るために国策に殉じられた方々の御霊に尊崇の念を持って感謝の誠を捧げてまいりました」と述べた。

 超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長=尾辻秀久・元厚生労働相)は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため昨年に続き、会としての一斉参拝を取りやめた。尾辻氏ら一部議員が15日に参拝した。(笹山大志、小野太郎)