アフガン大統領が国外脱出 政府高官がSNSに声明

バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンのアブドラ国家和解高等評議会議長は15日夜、SNSにビデオ声明を投稿し、同国のアシュラフ・ガニ大統領(72)が「国を去った」ことを明らかにした。同国の主要テレビ局「トロ」は同日夜、複数の情報源からの話として、ガニ大統領が国外に脱出したと伝えた。

 ロイター通信も同日夜、アフガン内務省職員の話として、ガニ大統領が首都カブールを発ち、隣国タジキスタンへ向かったと報じた。

 アフガニスタンでは駐留米軍が8月末を期限に撤退を進めるなか、反政府勢力タリバーンが次々と都市を制圧し、15日には首都を包囲した。ガニ政権は追い込まれ、ミルザクワル内務相代行が同日、「権力の移行は平和裏に進む」として、タリバーンへの権力の移行に言及していた。

 移行の仕方は決まっておらず、今後、タリバーン主導の国家体制づくりが進む見通しが強まっている。(バンコク=乗京真知