タリバーン、大統領府を占拠 首都カブールに戦闘員配置

アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンの反政府勢力タリバーンは15日夜、首都カブール市内の大統領府を占拠した。ガニ大統領が国外脱出して政権が崩壊した力の空白を突いて、首都の大部分を実効支配した模様だ。

 中東カタール衛星放送アルジャジーラによると、武装した数十人のタリバーン戦闘員が15日夜、大統領府の建物に入ったという。これに先立ち、タリバーンの報道担当者は「(戦闘員たちが)治安を維持するためカブール内に入った」とツイートしていた。

 タリバーンは同日昼の声明で、「武力によって首都カブールに攻め入る意図はない」と表明した。だがその後、ガニ大統領の国外脱出が明らかになり、政府軍がカブール市内の検問所などから撤収すると、タリバーンは治安維持を名目に市内に戦闘員を配置し始めた。

 外国部隊が守る外国大使館や国際空港などをのぞき、市街地の大半を支配下に置いたとみられる。(バンコク=乗京真知