在アフガン米国人、国外脱出へ 現地米軍増強し作戦遂行

アフガニスタン情勢

ワシントン=高野遼
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 アフガニスタンの反政府勢力タリバーンは15日夜、首都カブール市内の大統領府を占拠した。ガニ大統領は国外脱出しており、政権は崩壊した。

 米国防総省国務省は15日、共同で声明を出し、現地の米軍部隊を6千人に増強して、アフガニスタンの首都カブールから米国民らを脱出させる作戦を加速させると発表した。アフガン在住の数千人の米国人に加え、米国大使館の現地職員らが対象になるという。

 声明によると、米軍は今後48時間以内に6千人態勢にまで増強し、航空管制を引き受けたうえで、カブールの国際空港からの脱出における安全確保に専念する。16日以降、アフガン在住の数千人の米国人や、米国大使館の現地職員と家族らの国外脱出を進める計画という。

 また、身の危険を案じて米国への特別移民ビザを申請している元米軍通訳などのアフガン人協力者らについても、国外脱出を加速させるという。特別移民ビザの申請者は約2万人で、家族を含めるとさらに増える。うち米国に到着済みなのは約2千人で、多くはアフガン国内に残っているとみられている。(ワシントン=高野遼)