クレイアニメで身近に 被爆の記憶継承、20代が企画

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笹川翔平
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 広島に投下された原爆で父を亡くした被爆者の男性の体験を親子で聞くオンライン証言会「アニメで考えるヒロシマの話~父子の別れ~」が、28日に開かれる。「夏休みに家庭で平和について話すきっかけにしてほしい」と、被爆3世を含む20代の若い世代が企画した。親子10組を募集している。

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オンライン証言会を企画した(左から)中西麻奈未さん、並川桃夏(ももか)さん、末井桜子さんと、体験を語る予定の広中正樹さん(右端)=中西さん提供

 体験を語るのは、広島県福山市の広中正樹さん(81)。5歳のとき、爆心地から3・5キロの自宅近くで被爆した。通勤中に広島市中心部で被爆した父の一(はじめ)さん(当時37)は大やけどを負って自宅に戻ったが、翌日、家族に見守られながら亡くなった。

 2015年、NGO「ピースボート」が企画する「証言の航海」に参加した中西麻奈未(まなみ)さん(27)は、船上で広中さんの証言を聞いた。「世界中の人に伝わるようにしたい」と、証言をもとに他の参加者と4カ月ほどかけてクレイ(粘土)アニメを作った。

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広島で被爆した広中正樹さんの体験をもとに作られたクレイアニメの一場面=中西麻奈未さん提供

 これにNPO法人「ノーモア…

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