ハイチ地震、死者1297人 大坂なおみ選手「心痛む」

サンパウロ=岡田玄
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 カリブの島国ハイチで14日午前8時半(日本時間同日午後9時半)ごろに起きた地震で、ハイチの防災当局は15日、1297人の死亡を確認したと発表した。南西部の都市レカイなどで被害が大きく、ホテルや教会などの建物が倒壊した。現地の日本大使館によると、在留邦人は全員無事だった。

 ハイチ政府は同日、1カ月の非常事態を宣言した。モイーズ大統領の暗殺事件後に就任したアリエル・アンリ首相は「被災者を支援するため、我々は迅速に行動する」とツイートした。

 ハイチ政府の発表や現地紙によると、救急隊と市民が協力して、がれきの中から生き埋めになった人を救出している。病院なども被災し、屋外で治療が行われているという。

 こうした中、父親がハイチ出身の女子テニスの大坂なおみ選手は14日、自身のツイッターアカウントに「ハイチの惨状に、本当に胸が痛む」と投稿した。

 今週のトーナメントの賞金すべてをハイチの救援活動に寄付すると表明し「私たちの祖先の血は強く、立ち上がり続けることを知っている」とも記した。

 水野光明・駐ハイチ大使によると、援助関係者らハイチ国内にいる日本人19人は無事だった。被災者が使うテントなどの支援について、現地政府と調整中という。

 米地質調査所(USGS)によると、地震は14日午前8時半ごろに発生し、マグニチュード(M)7・2。震源は、首都ポルトープランスの西約125キロで、震源の深さは約10キロ。(サンパウロ=岡田玄)