合言葉は「先輩超える」 勝利たぐり寄せた長崎商の粘投

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(15日、高校野球選手権大会 長崎商8-4熊本工)

 「自分は立ち上がりが悪いので」と長崎商の城戸悠希は反省した。一回、いきなり4長短打を浴びて2点を失う。さらに味方のミスもあって、なお無死満塁。

 ただ、「そんなに緊張はなかった」と振り返る。実際にここから球を低めに集め、後続を打ち取った。ベンチに戻ると、西口博之監督から「腕をしっかり振っていけ」とアドバイスをもらった。味方がすぐに逆転してくれ、二回以降はゴロを打たせる本来の投球を展開。走者を出しながらも三回の1失点でしのいだ。

 六回から田村琉登にマウンドを譲り、右翼から仲間の投球を見守った。「いつも助けてもらっている。安心して任せた」。田村も粘り強い投球で4回を1失点。2本柱の継投で、チームは4強入りした1952年以来となる69年ぶりの初戦突破。「先輩たちを超えていこうとみんなで話してきた。まずは1勝。笑顔で先輩に報告したい」と城戸は胸を張った。