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「限界近づいている」保健所 感染急拡大、お盆休み返上

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 新型コロナウイルスの感染急拡大で、東京都の自宅療養者数は2万人を超えて過去最多を記録した。各保健所は休み返上で対応にあたっているが、現場の負担は限界に近づいている。

 東京都港区のみなと保健所では15日現在、区内約1200人の感染者のうち600~700人にのぼる自宅療養者の経過観察や、1日100人を超えることもある区内の新規感染者の疫学調査に追われる。ホテルなどの宿泊療養者は160人、入院患者は200人ほどで推移している。

 日曜で庁舎への出入りが少なかった15日も、担当する保健予防課には保健師ら30人ほどの職員が出勤していた。

 「せきや息苦しさといった症状はどうですか?」と自宅療養者とやりとりする声。「濃厚接触者じゃなければ、差し入れは大丈夫でしょうか?」と、療養先の関係者に感染者からの要望を尋ねる声。電話でやり取りする保健師の声がフロアに何層も響き渡る。

 自宅療養者の容体について、電話を保留にして保健師同士が話し合う姿もあった。「今日は(体温が)39度4分、たんがだんだん茶色になってきている」「(症状の重さの目安となる血中酸素飽和度の)平均が96、97%。せきが止まらなくなって94」「入院調整入れて、だめだったら自宅療養を続けるという感じで」――。

 急ぎの場合は、職員が直接、血中酸素飽和度を測るパルスオキシメーターを自宅療養者の自宅へ持って行くことも。夜間に容体が急変した感染者を搬送する救急隊からの「病院がない」という相談への対応もある。港区は医療機関が多く昼間人口が多い特性から、連絡が来る感染者の約半数の住所が区外。居住地の保健所に患者を引き継ぐ移管作業も大きな負担だという。

 通常は職員26人だった保健…

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