敗走で終わる「史上最長の戦争」 米国の威信に大きな傷

有料会員記事アフガニスタン情勢

ワシントン=望月洋嗣
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 アフガニスタン政権が崩壊した日、米メディアは米軍ヘリが退避作戦のため米大使館上空を飛ぶ映像を、敗北の象徴のように何度も映し出していた。

 わずか1カ月前、バイデン大統領は大使館からの空路での退避は「どんな状況でもあり得ない」と語っていた。急転直下の事態をめぐり、メディアや専門家は、バイデン政権の見通しの甘さや出口戦略の欠如を指摘する。巨額の資金、多くの人命を失った「米国史上最長の戦争」はタリバーンの復権と米軍の敗走で終わろうとしている。

 そもそもこの戦いは、2001年9月の米同時多発テロから1カ月足らずで、いわば「見切り発車」で始まった。当初は国際テロ組織アルカイダの掃討が主な目的だったが、大義が見失われるまで時間はかからなかった。

 米軍中心の駐留軍は、アフガ…

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