ガザからロケット弾、5月の停戦後初 イスラエル軍発表

ガザ=清宮涼
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 イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ガザ地区から、イスラエル南部にロケット弾1発が発射されたと発表した。5月にガザ地区の武装勢力とイスラエル軍が停戦に合意して以来、ガザ地区からロケット弾が発射されるのは初めて。

 イスラエル軍は、ミサイル迎撃システム「アイアンドーム」が迎撃したとしており、けが人は確認されていない。停戦後初めてロケット弾が発射されたことで、今後緊張が高まる可能性がある。

 イスラエルは停戦後もガザ地区の物流を厳しく制限し、カタールなどの資金援助がいまだガザ地区に届いていない。ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスなどは反発し、ハマスの広報担当者は15日、レバノンメディアに「カタールの資金が届かなければ、治安状況が悪化することをいとわない」と述べていた。15日夜にはヨルダン川西岸地区ジェニンで、イスラエル軍との衝突で、パレスチナ人4人が殺害された。イスラエルメディアからは、ロケット弾の発射との関連を指摘する声もある。

 5月には、エルサレムでイスラエル当局とパレスチナ人の衝突が起きたことなどを背景に、ハマスがエルサレムにロケット弾を発射。イスラエル軍との間で11日間の武力衝突に発展した。6、7月には、ガザ地区から発火装置を積んだ風船が断続的に発射され、イスラエル軍が報復としてガザ地区を空爆していた。(ガザ=清宮涼