日本発の種なしスイカ、韓国で人気 1%のブランド品種

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女屋泰之
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 スイカといえば種がつきもの。ところが韓国では日本発の「種なしスイカ」の人気が高まっている。100個に一つの特別なスイカという意味で「1%」と名付けられたブランド品種。農機具メーカーのオーレック(福岡県広川町)がつくる花粉が実を結んだ。

 韓国・ソウル市内の大手スーパーの特設売り場に夏の初め、黒い箱が並んでいた。中には最大で10キロほどにもなる大玉スイカが入る。韓国西部のチョンウプ市の農協が昨年売り出したスイカ「1%」だ。日本円で2千円ほど。種がある一般のスイカの約2倍の値段がつくこともある高級品種として知られる。

 強い甘みやシャリシャリとした食感はもちろんだが、売りは黒い種がないこと。白くて軟らかな「シイナ」という種だけなので、気にせずにかぶりつける。

 このスイカの生産を可能にしたのが、オーレックの花粉だ。

 国の研究機関である農研機構などによると、戦時中の日本で品種改良による種なし化の方法が開発され、韓国や東南アジア、欧米に広まった。英語名「ウォーターメロン」の通り、9割以上が水分で、飲料水の代わりにしている地域もある。韓国でも3割は種なしだという。ただ、種なし果実を研究してきたオーレックの命婦(めいふ)江里子さん(43)によると、種なしスイカの多くは甘みが乏しく、高値はつきにくい。

■種はないけど仕掛けあり…

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