ウズベキスタン軍がアフガン軍機を撃墜 避難中かは不明
モスクワ=喜田尚
アフガニスタンの反政府勢力タリバーンの首都カブール占拠で、国境を接する中央アジアにも緊張が広がっている。
ロシアのノーボスチ通信によると、アフガニスタンと国境を接する中央アジア・ウズベキスタンの国防省は16日、アフガニスタン側から領空に入った同国軍機を撃墜したと明らかにした。アフガン軍機が誤ってウズベキスタン領空に入ったのか、避難しようとしたのかは不明。同通信によると、2人の搭乗員が南部テルメズの病院に運ばれたという。AFP通信はこの病院の話として、2人はパラシュートを装着したままだったと伝えた。
またアフガニスタンとウズベキスタンの隣国タジキスタンの外務省は同通信に対し、16日未明に計100人以上の兵士が乗ったアフガン軍の飛行機3機が南部の空港に到着したことを明らかにした。アフガン機がSOS信号を発信したため、着陸を認めたという。(モスクワ=喜田尚)
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