「アフガン新政府、包括的交渉で樹立を」 安保理が声明

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ニューヨーク=藤原学思
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 国連安全保障理事会は16日、アフガニスタンの情勢について緊急会合を開いた。会合後には「全ての敵対的行為をすぐに停止し、包括的な交渉を通じて、新しい政府を樹立することを求める」とする報道声明を出した。

 安保理はこれまで、タリバーンの自称である「イスラム首長国」について「復活を支持しない」とする決議を採択してきた。だが、ガニ大統領が国外に逃げ、タリバーンが国政の主導権を握ることが確実な中、アフガン市民の民意を反映させることが必要だと釘を刺すものとなった。

 安保理の見解としては、法的拘束力のある「決議」が最も重く、公式文書にあたる「議長声明」がそれに続く。報道声明はその次の位置づけで、非公式だが、発表は全会一致が原則とされる。声明では新政府について「女性の完全で平等な、意義のある参加」も要請。また、人道支援のための安全なアクセスを求めるとともに、「アフガニスタンにおけるテロとの戦いの重要性を再確認する」ことも記された。

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 この日の会合は、安保理でアフガン問題を主導するノルウェーエストニアが開催を求めた。冒頭に演説したグテーレス事務総長は全加盟国に、アフガン難民を積極的に受け入れ、強制送還はしないよう要求。「私たちはアフガニスタンの人びとを見捨てないし、見捨ててはならない」と訴えた。

 当事国として出席したアフガ…

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