フランスのマクロン大統領は16日、政権崩壊したアフガニスタン情勢をめぐってテレビ演説し、仏軍に協力したアフガニスタン人や現地の仏国民を救出するため、軍用機2機と特殊部隊を現地に派遣したことを明らかにした。
フランスは2001~14年、テロとの戦いを理由に軍隊を派遣。約4千人が駐留し作戦に加わった。マクロン氏は「我々の戦いは正しかった。フランスにとっての唯一の敵はテロだけだった。アフガニスタン国民の主権にとって代わろうとしなかったし、外から民主主義を押しつけることもなかった」と強調。「我々を助けてくれた人々を保護するのは義務だ」として、アフガニスタン人の通訳や運転手などを挙げ、現地に残る仏国民とともに救出する考えを示した。
【動画】カブールの国際空港には国外脱出を望む群衆数千人が押し寄せた。米軍の特別機が運航を休止するなど混乱に拍車がかかっている
マクロン氏は、「不安定なア…