京都らしさちりばめて 「そでふれ」でつながる若者たち

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寺田実穂子
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まだまだ勝手に関西遺産

 10年前に見た京都の学生たちの踊り。異様な盛り上がりが記憶に残っている。あれからどうなったかな。そう思って「京炎そでふれ!」のいまを訪ねた。

 「オッケー! マジで完璧!」

 7月下旬の夕方。京都市の廃校になった小学校の体育館に、京都文教大3年の山本翔矢さん(21)の声が響いた。学生約20人がTシャツ姿で練習していた。額の汗がまぶしい。複数の大学から集まり、初対面同士も多いそうだが、和気あいあい。「千人もの人が一緒に踊れるのは珍しい。一体感が大きい」。練習後、京都産業大3年の森川駿さん(20)が魅力をこう話してくれた。

写真・図版
笑顔で「京炎そでふれ!」を踊る大学生たち=京都市下京区、筋野健太撮影

全国広がる「よさこい」 京都版は「そでふれ」

 高知のよさこい祭りが日本各地に広がっている。札幌のYOSAKOIソーラン祭りしかり。京都版が、この「京炎そでふれ!」だ。三味線や笛の楽曲に合わせて、留め袖をアレンジした衣装で踊る。歌舞伎の見えを切る形や日本舞踊をイメージさせる振りがあり、歌詞にも地元の通り名が入って、京都らしさが随所にちりばめられている。

 7月現在で京都にある11チームあわせた踊り手は802人。チームの枠を超えた合同練習は、新型コロナの影響で一時中止もあったが、対策を取りながら、続けられている。

 そでふれの誕生は2005年…

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