タリバン幹部とカルザイ氏会談 権力移行について議論か

アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンの地元テレビ「トロ」は16日午後、首都カブールを占拠して権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンのアミール・カーン・ムタキ幹部が、カルザイ元大統領ら国内の有力者とカブールで会談したと伝えた。権力の移行の手順などについて議論したとみられる。

 ムタキ幹部は、1996年から2001年まで続いたタリバン政権で、情報文化相を務めた重鎮。今後、国内の有力者との意見調整の窓口を務めるものとみられている。

 また、同テレビは17日、タリバン幹部の話として、タリバン執行部が新政権の呼称や行政機関の構造などについて議論しており、近く発表する準備を進めていると報じた。

 タリバンは、これまで声明などで「権力を独占するつもりはない」と公言してきた。しかし、国際社会は武力で政権を崩壊させたタリバンが、権力を一手に握るのではないかとの懸念を強めている。タリバンとしては、カルザイ元大統領など国内の有力者から意見を聞き取る姿勢を示すことで、国際社会に柔軟性をアピールする狙いがあるとみられる。(バンコク=乗京真知