藤島メリー泰子さんが死去 ジャニーズ事務所名誉会長
ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川さんの姉で、同社名誉会長の藤島メリー泰子(ふじしま・めりー・やすこ)さんが14日、肺炎のため東京都内で死去した。93歳だった。葬儀は近親者のみで行った。「お別れの会」を行う予定はないという。
1927年、米ロサンゼルス生まれ。62年、弟とともに同事務所を設立。近藤真彦さんや「少年隊」など多くの男性アイドルを育て、プロデューサーの弟を補佐し、マネジメント面で事務所を支えた。
夫は作家の故藤島泰輔さん。長女の藤島ジュリー景子さんはジャニーさんの死後、2019年から同事務所の社長を務めている。
東山さん「マネージャーであり、理解者であり、母親」
ジャニーズ事務所に所属する「少年隊」の東山紀之さんは事務所を通じてコメントを発表した。
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厳しいマネージャーであり、良き理解者であり、そして、優しい母親でもありました。
私の人生でなくてはならない存在のメリーさんが天国に旅立ちました。
そんなメリーさんとの思い出の中で、忘れられない言葉があります。
「私はタレントを守る為なら、いくらでも悪人になります。」
私たちを常に守り、その美学の中で私は人生を歩み進める事が出来ました。
年齢を重ね、先輩になり、親になっていく中で、若い頃から受けていた数多のアドバイスの真意がより理解出来るようになりました。
メリーさんのような人になりたいと思っていた矢先の出来事でした。
行く先々を明るく照らしてくれて本当にありがとう。
天国のジャニーさんによろしくね。
東山紀之