デルタ株、半導体不足で供給制約 内外需に足かせ

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鈴木康朗、神山純一、古賀大己、シンガポール=西村宏治
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 品薄状態が続き、ネットの商品紹介のページにはいまも、そんなお知らせが赤字で表示されている。ソニーが6月下旬に売り出したワイヤレスイヤホン「WF―1000XM4」だ。

 米アップルに対抗する戦略商品で、想定を超えるヒットとなったのに、生産拠点を構えるマレーシア新型コロナウイルスの感染が広がり、工場の稼働率が低下。ソニーは「工場と密に連携しながら生産台数の改善に努めている」というが、商品が手元に届くまでには4~6週間以上かかる状態だという。

 日本企業の多くが生産拠点を構える東南アジアでも、感染力が強いデルタ株などの変異株が猛威を振るい、感染者が急増。マレーシアやタイでは1日2万人規模、ベトナムでも1万人規模の新規感染者が出ている。マレーシアでは、3月中旬からの外出制限で大半の工場が操業を停止。再開後も厳しい外出制限が断続的に続き、解除のめどは立っていない。操業停止中の日系工場の関係者は「操業を再開するにも従業員の安全や、検査など安全対策の費用を考える必要があり、簡単ではない」と話す。

 日本経済の牽引(けんいん)…

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