盛り土原因か 大津の国道バイパスに土砂、通行止め

菱山出
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 大雨の影響で、大津市高砂町の国道161号西大津バイパスの近江神宮ランプに大量の土砂が流入し、14日午後4時半ごろから通行止めが続いている。山の斜面が崩落したためで、大津市国土交通省は17日、崩落の起点付近にあった盛り土が原因とみられると発表した。

 市によると、土砂の流入は14日午後3時ごろと午後4時ごろ、午後5時ごろの計3回起きた。福井方面に向かうバイパスの乗り口と降り口などに約5千立方メートルの土砂が流入。ランプに面する山肌が大きくえぐられており、約80メートルの高さから土砂が滑り下ったという。

 崩落の起点付近の山林について、大津市の初田久徳建設部次長は「周辺の樹木とは様子が明らかに異なっており、人工的に行われた盛り土の可能性がある」と指摘する。

 市不法投棄対策課などによると、付近の山林では、大津市の測量設計会社が2012~14年、管理する残土処分場に建設現場から出た土砂など計約5800平方メートルを無許可で埋め立てていたことが発覚した。

 会社と当時の社長は市条例違反の罪で14年に略式起訴され、罰金刑が確定している。

 市は土砂の搬出命令を出し、会社は17年4月~18年7月に搬出したとされる。市は近く、同社から事情を聴いて調べる。(菱山出)