アフガン撤退「後悔していない」 試されるバイデン政権

有料会員記事アフガニスタン情勢

ワシントン=高野遼、バンコク=乗京真知 ニューヨーク=藤原学思、ロンドン=金成隆一
[PR]

 バイデン米大統領は16日、アフガン政権の崩壊後に初めて演説し、米軍撤退について「正しい決断だ」として、20年にわたる駐留を終えることは国益につながると正当性を主張した。政権崩壊は「予想以上に早かった」と誤算を認めたが、原因はアフガン政府側にあると釈明した。

 今年5月に米軍が撤退を本格化させたことで、後ろ盾を失ったアフガン政府軍は敗走を重ねた。だがバイデン氏は、政権崩壊の背景として「政治指導者らは諦めて国外逃亡し、アフガン政府軍はときに戦わずして崩壊した」と述べた。「ガニ大統領はアフガン政府軍は戦うと言ったが、明らかに違った」と不満を漏らし、「アフガン政府軍が戦おうとしない戦争で、米兵が戦って死ぬべきではない」とした。

 演説では、長期的な視点から撤退の正当性を訴える言葉が目立った。国際テロ組織アルカイダの脅威を弱め、ビンラディン容疑者を殺害したことで「任務は成功だった」と総括した。

「国民のため、米国のために正しい決断だ」強調

 また、「真の競争相手である中国とロシアは、米国が数十億ドルの資金と関心をアフガニスタン安定のために注ぎ続けることを何よりも望んでいる」と語り、米国が新たな時代にシフトする重要性を訴えた。

 アフガニスタンが歴史的に英…

この記事は有料会員記事です。残り3073文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る!】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら