アフガン脱出に「安全な通路」、タリバンが保証 米政府

アフガニスタン情勢

ワシントン=園田耕司、高野遼
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 米国務省のプライス報道官は17日の記者会見で、イスラム主義勢力タリバンから、国外脱出を図る米国人やアフガニスタン人ら市民が首都カブールの空港に向かうための「安全な通路」を確保する保証を得たことを明らかにした。

 またプライス氏は現地の米大使館員について、市民らの退避支援に必要な職員を残して、国外退避を完了したと発表した。大使館の現地職員についても、多くの退避が完了したという。

 市民の国外輸送をめぐっては、米国防総省も17日、首都カブールの空港から市民らを国外輸送する能力を1日に5千~9千人規模に拡充する方針を示した。

 米政府によると、17日までに米軍が国外退避させた人数は3200人以上。米国人に加え、米国に協力した元通訳らのアフガニスタン人など、数万人が国内に取り残され、退避を希望しているとみられる。

 一方、今回のアフガン政権崩壊に伴う米軍撤退には「アフガニスタンを見捨てた」という批判が出ている。サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は17日、ホワイトハウスで記者会見し、「台湾などの人々は、中国の侵攻時に米国に見捨てられる、と恐れるのではないか」という質問に対し、「台湾などに対する米国の関与は以前と同じように強いままだ」と強調した。(ワシントン=園田耕司、高野遼)