第1回学校がつらい、大人は気付いていますか 高橋みなみさん
歌手でタレントの高橋みなみさん(30)は小学校でからかわれ、中学では孤立するなどつらい思いをしました。同じように悩み、学校に行くのがつらい子に向け、思いを語ってもらいました。伝えたいのは、「学校が世界の全てではない」というメッセージだそうです。
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〈体が弱かった小学校低学年のころ、給食を戻してしまったことでからかわれるようになった。いじめはいったん解消したが、中学では仲の良かった友人にAKB48に入ることを言い出せなかったのをきっかけに無視されるようになった〉
休み時間が一番きついんです。みんな自分の仲の良い友達に引き寄せられるじゃないですか。それが誰もいない時、どうしていいかわからないんです。自分の机の近くではやんちゃな男子が固まっていて、居心地が悪い。階の違うトイレに行って時間をつぶすとかして。言葉に表せないつらさがありました。
学校に行きたくなくて、早く週末や長期休みがきてほしいと思っていました。何しに学校に来てんだろうと思っていましたね。中学生のときは、早く学校を出て、AKB48の劇場公演に行きたいとばかり思っていました。
〈それでも、学校には通い続けた。行かないという選択肢が思いつかなかったのだという〉
#withyou~きみとともに~
◇学校に行きたくない、生きづらい……。長い休みが明ける前後、いつも以上にしんどさを感じる子どもたちに「ひとりじゃないよ」と伝えたい。「#withyou~きみとともに~」は、そんな思いを込めた企画です。同じように苦しんだ経験をもつ著名人からのメッセージや「居場所」に関する情報などを、随時掲載します。
学校は行かなきゃいけないも…