トップ級ダンサー集結、バレエ界の至宝が語る芸術とは

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編集委員・吉田純子
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「ル・パルク」から。アレッサンドラ・フェリ(左)とマルセロ・ゴメス=長谷川清徳氏撮影
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 トップ級ダンサーが集う3年に1度の祭典「世界バレエフェスティバル」が東京で開催中だ(22日まで)。コロナ禍の諸事情で降板や交代が相次ぐなか、ザハロワ、ガニオ、ゴメス、シムキンら23人が来日。この困難な時代を芸術家としてどう生きるべきか。バレエ界の至宝と呼ばれるアレッサンドラ・フェリと、飛躍著しいアジア系の若手ダンサーたちが語った。(編集委員・吉田純子)

「衰えて初めて、見えてくる世界がある」アレッサンドラ・フェリ

 バレエの枠を超え、ひとりの芸術家として進化を続ける。プレルジョカージュ振り付けの「ル・パルク」で、モーツァルトのピアノ協奏曲の緩徐楽章から様々な情緒を導き、映画のように連ねて表現した。喪失の苦しさも別離の切なさも含め、人生はかくも美しいものなのだと説得された。

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アレッサンドラ・フェリ(C)Andrej Uspenski

 現在、58歳。「今の自分をさらけだす勇気を持つことが、新たな出発点となりました。これまでの経験をダンスを通し、舞台から語りかけたいと思っています。赤ん坊、少女、母親、老人。人生のすべての段階にかけがえのない固有の美しさがあることを、私は自らの肉体で証明したい」

記事後半では、英ロイヤル・バレエ団のプリンシパルに昇格したばかりの金子扶生さんら若手ダンサーたちのインタビューも紹介しています。

 2007年に表舞台を退き…

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