スキー金メダリストの荻原健司氏、長野市長選に出馬へ

遠藤和希
[PR]

 スキー五輪金メダリストで元参院議員の荻原健司氏(51)が18日、10月の長野市長選に無所属で立候補する意向を表明した。報道陣の取材に対し、「決意が固まった」と語った。月内にも正式な立候補表明を予定している。

 荻原氏は7月、報道陣に「立候補を検討している」と述べ、動向が注目されていた。務めていた長野県教育委員の辞職手続き後の18日午後、取材に応じ、「政財界の方に相談する中で、(立候補を)検討していることが報じられて以降、地域の方に声をかけられ、期待が高まっていると感じた」「自身の経験や人とのつながりを生かして、長野市が世界に誇れるように、トップセールスで街をさらに元気にしたい」などと語った。

 荻原氏は群馬県草津町生まれで長野市在住。1992年のアルベールビル冬季五輪と、94年のリレハンメル冬季五輪でノルディック複合団体2連覇。98年の長野も含め、冬季五輪に計4回出場した。

 02年の現役引退後、04年の参院選比例区自民党公認で立候補して初当選し、1期務めた。その後、北野建設(長野市)のスキー部ゼネラルマネジャーや長野県スキー連盟副会長などを務め、15年に県教育委員に就いた。

 長野市長選は10月24日告示、同31日投開票の日程。現職で2期目の加藤久雄氏(78)は立候補しない意向を表明。学習塾経営の土屋龍一郎氏(59)が無所属での立候補を表明している。(遠藤和希)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません