「夢を見ていたような」 南極の日々、夏隊と涙の別れ

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中山由美
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 南極の昭和基地が「我が家」になった。2020年2月1日に新旧が交代、61次隊の越冬が始まる。60次越冬隊員は順次、ヘリコプターで沖に出た観測船しらせへ向かう。61次隊も夏隊は帰国する。

 ヘリの最終便は4日。ヘリポートに勢ぞろいして、「南極にいたなんて、ずっと夢を見てた気がする」「越冬したいな」と話す夏隊員、「帰国したら会おう」と越冬隊員。砂ぼこりと油にまみれて作業してきた屈強な隊員たちが泣いてる。抱き合って別れに涙している。

 その表情にカメラを向ける。「みんな、いい顔してる」、レンズ越しにのぞく冷静な自分がいる。こみあげる思いを抑えるのが寂しいような悔しいような。一緒に汗を流した「同士」の共感もあり、取材する「傍観者」に徹しにくい。

 夏隊を載せたヘリはすさまじ…

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