アフガンは明日の台湾? 中国で米台関係を揺さぶる論調

有料会員記事アフガニスタン情勢

北京=林望、台北=石田耕一郎、ワシントン=高野遼
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 米軍の後ろ盾を失ったアフガン政府が瞬く間に崩壊した事態を受け、中国では米国の支持を受ける台湾に対米関係を再考するよう促す論調が出ている。台湾にも同様の主張があるが、「アフガニスタンとは違う」との声が主流で、米国も懸念の払拭(ふっしょく)を急ぐ。

 愛国主義的な主張で世論に影響力を持つ中国の国際情報紙「環球時報」は17日、「台湾当局アフガニスタンからくみ取るべき教訓」との社説を掲載。「米軍がヘリで自国外交官をカブールから避難させた姿は、米国の威信と信頼性に深刻なダメージを与えた」とし、「米国がアフガン政府を見捨てたことに最も衝撃を受けているのは台湾だ」と断じた。

 外交専門家の間でも「米国の同盟国や友好国の忠誠や信任は大きく傷ついた」(蘇浩・外交学院教授)との見方が強い。アフガン撤退を対中圧力強化に向けた米軍の戦略シフトの一環として警戒しつつも、今回の事態が米国の同盟国などにもたらす影響、とりわけ台湾の受け止めに注視する。

 一方の台湾でも「アフガニスタンの教訓」をテーマに主要紙が論評を相次ぎ掲載。対中融和派からは「アフガニスタンは明日の台湾」との意見も出ている。

 9月の国民党主席(党首)選…

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