東北学院主将「1勝の歴史残せた」 負けずに去る甲子園

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 この夏、一度も負けることがないまま、宮城代表の東北学院が甲子園を去った。愛知の名門・愛工大名電を初戦で撃破し、2回戦に向けて準備をしているさなかだった。新型コロナウイルスの検査で陽性になった選手のプライバシー保護を優先し、辞退を決めた。主将の古沢環(たまき)君(3年)が18日、代表取材に応じ、心境を語った。

 ――辞退をどう受け止めているか?

 負けて終わったわけではなくて、次も準備していたなかで辞退になってしまった。最後の試合は自分たちらしい戦いができたので、そこは良かったかなと思います。

 ――いつ辞退を聞いた?

 17日午後5時にミーティングで校長から「Zoom」で聞いた。悔しがっている選手がほとんどだったと思いますし、本音は次の試合もしたかったというのはあると思うんですけど、「甲子園1勝」という歴史は残せた。みんなで1年間頑張ってきた成果かなと思います。

 ――渡辺徹監督はどんな話を?

 「感染した人をみんなで守ってあげよう」という話がありました。感染したり、濃厚接触者になったりした選手たちはもちろん悔しい思いもあると思うし、気にするとは思うんですけど、自分たちで守ってというか、カバーして受け入れていけたらなと思います。

 ――主将としての話は?

 この1年は特にみんなで作ってきたチームなので、それができたのはみんなのおかげだったので、その感謝を伝えました。

 ――選手たちはどんな様子だったか?

 悔しそうな表情が一番多かったかなと思います。

 ――この経験をどう生かしていきたいか?

 ほとんどの人が経験できないようなことをさせてもらったので、今後の人生に生きると思う。この甲子園が終わった後の生活がすごく大事になると監督もおっしゃっていたので、そこは忘れないようにしていきたいです。

 ――宮城大会からの快進撃を振り返って、今年はどんな夏だったか?

 チーム全員の力で戦い抜いた、そういう夏だったなと思います。

 ――主将個人の一番の思い出は?

 春の県大会は準決勝で負けてしまった。その悔しさもあったので、夏は勝って絶対甲子園にいきたいと思っていたので、そこが達成できて良かったですし、「甲子園1勝」という目標も達成できたのですごくうれしかった部分はありました。