刃牙×BLのドラマ、松本穂香「楽しみ方って、自由」

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黒田健朗
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 BL(ボーイズラブ)好きの主人公が人気格闘漫画「グラップラー刃牙(ばき)」にBLの要素を見いだしていく――。そんな異色のドラマ「グラップラー刃牙はBLではないかと考え続けた乙女の記録ッッ」が20日からWOWOWで始まる。主演の松本穂香は「楽しみ方って自由」「『大好き』って言えるものがあるって素敵なこと」と語る。

原案者「わたしは一向にかまわんッッ」

 「それがなんと、ビーのエル(BL)だったの!」。劇中、文具デザイナーのあかね(松本)は同好の士たちを前に、「グラップラー刃牙」について笑顔でこう語る。あかねは刃牙を全巻購入。漫画の登場人物たちの描写やセリフなどから妄想を繰り広げていき……。

 ドラマの原案は、社会学者の金田淳子のエッセー「『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ」(河出書房新社)。プロデューサーの長谷川徳司が、今作の山岸聖太監督からこの本を紹介されたことが、制作のきっかけとなった。長谷川は「トラディショナルな環境にいた女性が自分の心をちょっと開いて半歩踏みだし、生き方を人前に出せるようになるところをゴールにするお話にしようと考えた」と語る。制作発表時のコメントによると、金田はドラマ化の話を受けて最初は「だまされているのでは」と思ったというが、まじめな企画と知り、「わたしは一向にかまわんッッ」と返事したという。

 「刃牙」の版元の秋田書店も企画協力。作者の板垣恵介の語録や、漫画内の名シーンも登場する。長谷川は「ストーリーの特徴的なキャラや象徴的なところがどんどん出てくる。刃牙を知っている方が『そこを使ってくれているんだ』と思うところがふんだんに入っています」。

主演の松本穂香「『推し』がほしい」

 松本は初めて今作のタイトルを聞いたとき、「何が何?」と理解が追いつかなかったというが、「今まで見たことのない内容。絶対面白い作品になるというワクワクもあった」。刃牙の存在自体は知っていたが、それまで読んだことはなかった。「格闘漫画って、一生触れないだろうと思っていたんですけど、読みやすいし、泣ける」

 あかねは、会社では周囲と必…

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