塗り変わるか甲子園の名将記録 PLと重なる大阪桐蔭

坂名信行、小俣勇貴
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 歴代の選手たちのがんばりで積み重なる監督の甲子園通算勝利数。その上位に並ぶ「名将」たちの名が今夏、入れ替わりそうだ。

 大阪桐蔭西谷浩一監督(51)が17日の1回戦で東海大菅生を下し、56勝目を挙げた。同校で1998年に監督となってから今年で23年目。2008年の監督としての全国選手権初優勝を皮切りに18年の第100回までで全国選手権で4度、選抜で3度優勝。歴代2位のPL学園・中村順司・元監督(75)の58勝に迫る。中村監督も監督歴は18年だが、81年の選抜優勝から7年で、選手権3度、選抜3度の優勝を遂げた。

 智弁学園智弁和歌山の46年間で歴代1位となる68勝を挙げた高嶋仁・前監督(75)は「大阪桐蔭が短期間でこれだけ勝つのは、昔のPLに似ている。私も中村さんを目標にしていた。西谷監督も中村さんと一緒で、いい選手が集まっているとしても、チーム内で競争させながら、ちゃんと育てているから勝てる。プロを目指す子をプロにさせてやらないといけないとか苦労はある。私の勝利数が抜かれるのは時間の問題」と語る。

 今大会では横浜の渡辺元智・元監督(76)、帝京の前田三夫監督(72)と51勝で並んでいた明徳義塾馬淵史郎監督(65)が1回戦で県岐阜商に勝利し、単独4位に浮上した。(坂名信行、小俣勇貴

甲子園大会の監督通算勝利数5位

順位 名前 勝利数 学校名 

1 高嶋 仁③ 68 智弁学園(奈良)・智弁和歌山 

2 中村順司⑥ 58 PL学園(大阪) 

3 西谷浩一⑦※ 56 大阪桐蔭 

4 馬淵史郎①※ 52 明徳義塾(高知) 

5 渡辺元智⑤  51 横浜(神奈川) 

  前田三夫③※ 51 帝京(東京) 

丸数字は春夏の優勝回数 ※は現役(2020年の甲子園交流試合は含まず)