ガニ氏、アフガンへ帰国めざす UAEから9分間の声明

アフガニスタン情勢

バンコク=乗京真知
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 アフガニスタンで大統領として政権を率いていたガニ氏は18日、滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)からフェイスブックにビデオ声明を投稿し、「今は流血と混乱を止めるためにUAEにいるが、ずっととどまるつもりはない」としてアフガニスタンへの「帰国」をめざす考えを示した。

 ガニ氏の姿が公になるのは、イスラム主義勢力タリバンがガニ政権を崩壊させ、ガニ氏が国外脱出した15日以来初めて。

 声明は約9分間。ガニ氏がアフガニスタン国旗を飾った部屋でカメラに向かい、国民に向かって話しかける内容だった。ガニ氏は、アフガン国内で自らの国外脱出に反発が広がっていることを念頭に「(タリバンに包囲されて)スリッパを靴に履き替える間もなく追い出された」と説明し、「もし(国内に)とどまっていたら首をつるされていただろう」と理解を求めた。

 背景には、タリバンが1996年に首都を制圧した際、大統領を務めたナジブラ氏を処刑し、遺体を街中につるした経緯がある。

 またガニ氏は、国外脱出時に大金を持ち出したとうわさされていることについて、「事実無根だ」と否定した。

 声明に先立って、UAEの外務・国際協力省は18日、ガニ氏と家族を「人道上の配慮」で同国内に受け入れたと発表していた。ガニ氏は国外脱出後、行方が分からなくなっていた。(バンコク=乗京真知