チベットに習近平氏の巨大肖像 「解放」70年の式典で

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北京=林望
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 中国共産党政権は19日、チベット自治区ラサで、「チベット解放70周年」の記念式典を開いた。チベットの象徴ともいえるポタラ宮前に設けられた特設会場には、習近平(シーチンピン)国家主席の巨大な肖像が登場。党指導部人事が行われる党大会を1年後に控え、習氏の権威づけも進みそうな気配だ。

 共産党政権は1951年5月23日をチベットの「解放記念日」と位置づけている。式典には共産党序列4位の汪洋(ワンヤン)・全国政治協商会議主席らが出席。党や政府、軍などの連名で披露された祝電は、70年間でチベットが「貧困から富裕へ、専制から民主への歴史的変化を遂げた」などと共産党統治の成果を強調。共産党と対立するチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世と、14世を信奉する信徒の動きを念頭に「反分裂闘争を深化させ、チベット仏教の中国化を進める」とした。

 先月、チベットを視察したばかりの習氏は式典に出席しなかったが、会場には2~3階建てのビルほどもある習氏の巨大な肖像が飾られ、会場を埋めた地元幹部らを見下ろした。

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