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12~64歳の1回目は33% 市町村間で差

新型コロナウイルス

長橋亮文、高橋俊成
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 【新潟】県は、新型コロナワクチンについて市町村の12~64歳の接種状況(15日時点)を発表した。1回目の接種では半数の市町村が35%以上で進捗(しんちょく)する一方、6市村は25%未満にとどまっており、自治体間で進捗に差が出ている。

 高齢者を含む県内全体(約204万人)では1回目の接種率が53・1%、2回目が43・5%。全国は18日時点で1回目が42・54%、2回目が32・73%で、いずれも全国を上回っている。

 ただ、若者の感染が拡大する中、個別接種や集団接種で使うファイザー製ワクチンの供給が7月から減ったため、64歳以下の接種は伸び悩んでいる。12~64歳(約132万人)は、1回目は33・0%、2回目は19・5%にとどまっている。「64歳以下」は基礎疾患のある人や教職員らへの接種が優先されている。

 市町村別の12~64歳の1回目は、刈羽村を除く町村と比較的人口規模が小さい市で県全体を上回った。一方で、人口約80万人の新潟市新発田市、燕市など5市は15~25%未満で、少なくとも県全体と8ポイント差がある。

 「12~64歳」の1回目の接種率が15~25%未満、2回目は5%未満にとどまった十日町市の担当者は「7月末までの高齢者の接種を優先していた。今後、ぐっと伸びる」と説明する。懸念していたファイザー製ワクチンの供給にもめどが立ったという。一方、接種加速のために設置された大規模接種会場は新潟市長岡市など都市部が中心だ。十日町市にとっては距離が遠く接種枠も少ない。「希望者がいるので、近い会場で多くの枠を割り当ててほしい」と要望する。県全体を1回目も2回目も下回った新発田市の担当者は「当初の予定通りで順調に進めている」との認識だ。政府は11月ごろまでに希望者への接種完了をめざす。新発田市は11月末までの完了を見込むが、早まる可能性もあるという。

 一方、人口約20万人を抱えながら接種率で先行する上越市は、後れをとる自治体との調整のため、9月のファイザー製ワクチンの供給が当初見込みの10分の1にあたる2340回と、大幅に減らされる見通し。9月以降の医療機関での個別接種の予約を停止した。当初は10月中旬には接種を完了する予定だったが、担当者は「終わりがみえなくなった」とこぼす。

 29日にある三条市内の大規模接種は、三条市の約1100人分の接種枠が余っているという。同市の担当者は「高齢者に比べて若い人は危機感が乏しいかもしれない」と話す。滝沢亮市長は街頭で早期の接種を呼びかけている。(長橋亮文、高橋俊成)

新型コロナワクチンの12~64歳の1回目の接種状況

(県全体は33.0%、いずれも15日時点)

35%以上 柏崎市妙高市上越市阿賀野市、魚沼市、胎内市、聖籠町、弥彦村、田上町、阿賀町、出雲崎町、湯沢町、津南町、関川村、粟島浦村

25~35%未満 長岡市三条市小千谷市加茂市、見附市、村上市糸魚川市佐渡市南魚沼市

15~25%未満 新潟市新発田市十日町市、燕市、五泉市

15%未満 刈羽村

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