アフガン難民対応、揺れる欧州 「難民危機」の再来懸念

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 アフガニスタンをイスラム主義勢力のタリバンが掌握したことを受け、欧州などが難民への対応で揺れている。タリバンの支配から逃れた人々が多く押し寄せれば、「難民危機」の再来となりかねないためだ。アフガン国境に接する国々も備えを急いでいる。

 英政府は18日、アフガニスタンからの難民らを、最大2万人受け入れる方針を発表した。年内に受け入れる5千人は人権侵害を受ける危険性が高い女性や宗教の少数派などを優先する。

 英国は2014年から今年までの約7年間に、シリアからの難民を2万人認めてきた。この経験を土台に今回の対応策も練られた。

 ジョンソン首相は声明で、「特に女性たちが私たちの支援を切実に必要としている。家族とともに安全に暮らせるよう、英国が道筋を示せたことを誇りに思う」と述べた。

 英国は4月、通訳などで協力した現地スタッフとその家族を受け入れる制度を設け、6月以降に約2千人が英国に渡った。英軍パトロールの同行通訳や大使館職員ら、英国のために働いてきたことが現地社会で知られているスタッフらが優先的に認められている。

 ジョンソン氏は17日にはバイデン米大統領と電話協議し、アフガニスタンへの人道支援や難民支援について話し合っていた。

 18日には夏季休会中の英議会が臨時に招集され、今後の英国の対応が話し合われた。

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