米議会近くの不審車、爆発物なし 所持と主張の男を拘束

ワシントン=合田禄
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 米ワシントンの連邦議会議事堂近くで米国時間19日午前(日本時間19日夜)、ピックアップトラックを運転する男が爆発物を積んでいると主張し、周辺が一時封鎖された。議会警察は数時間かけて男を説得し、拘束した。車内から爆発物は見つからなかった。

 議会警察によると、男は車を連邦議会に隣接する議会図書館の近くの歩道に乗り上げ、起爆装置のようなものを持っていたという。周辺の立ち入りが制限され、近寄らないよう呼びかけられた。

 拘束されたのは米ノースカロライナ州から来た49歳の男。爆発物は見つからなかったが、車内に爆発物の原材料になりうるものはあったという。

 動機はまだ分かっていないが、男が車内からソーシャルメディアで中継した動画では、自分は愛国者だとし、民主党への不満を語ってバイデン大統領と面会を求めるなどした。

 米連邦捜査局(FBI)の爆発物などに対応する部署も出動して対応した。地下鉄も議会周辺を迂回(うかい)して運行した。米メディアによると、図書館にいた人のほか、近くの連邦最高裁で働く人たちも避難した。議会は開かれておらず、議事堂に議員らはほとんどいなかったという。

 ワシントンの連邦議会では今年1月6日、トランプ大統領(当時)の支持者が議事堂を襲撃する事件が発生。4月には、男が車で議事堂の検問に突入し、阻止しようとした警察官1人が死亡する事件も起きていた。(ワシントン=合田禄)