「また、みずほか」今年5度目の障害、金融庁にも衝撃

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西尾邦明
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 みずほ銀のシステム障害は今年に入り、すでに5度目。外部の第三者委員会による調査を経て「解体的出直し」を誓った矢先だけに顧客の信頼への影響は免れない。これまでの障害について行政処分を検討していた金融庁にも衝撃が広がっている。

 「またみずほか、という感じ。なにより、4月以降にシステムを総点検し、強化もしていただけにショックだ」

 みずほ銀からシステム障害の一報を受けたある金融庁の幹部は驚きを隠さない。

 みずほは2000年に第一勧業、富士、日本興業の3行が経営統合して発足した。ほかのメガよりシステム統合が複雑なうえに、「旧行意識」がはびこり、02年と11年の大規模なシステム障害につながった。金融庁はいずれも業務改善命令を出し、経営責任を追及。システムの総点検やグループの一体感の醸成を求めた。

 それが裏切られる形で、障害は今年に入って相次いで発生した。親会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)がもうけた第三者委員会は、2~3月の計4件の障害に共通する問題点として、組織力やITシステム統制力、顧客目線の弱さを指摘していた。こうした点が「容易に改善されない体質ないし企業風土がある」と認定した。

 過去に起こした大規模なシス…

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