当時17歳の男を鑑定留置 11年前の神戸高2殺害事件

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 神戸市北区で2010年10月、高校2年の堤将太さん(当時16)が刺殺された事件で、神戸地検は20日、殺人容疑で逮捕、送検されていた愛知県の男(28)について、鑑定留置を19日付で神戸簡裁に請求し、認められたと発表した。期間は20日から12月13日まで。事件当時17歳だった男の刑事責任能力の有無を調べ、起訴できるか判断する。

 男は10年10月4日夜、北区筑紫が丘4丁目の路上で、堤さんをナイフで複数回刺すなどして殺害したとして、今月4日に兵庫県警に逮捕された。

 県警によると、堤さんは当時中学生だった女性と話していたときに突然襲われた。難を逃れた女性は「知らない男だった」と証言したという。

 男は県警の調べに容疑を認め、「(堤さんが)女の子と一緒に話しているのを見て腹が立った」といった趣旨の話をしているという。当時は現場近くの親類宅で暮らしていたという。

 神戸地検は捜査の結果、事件当時の男の精神状態について、さらに詳しく調べる必要があると判断したとみられる。今後、専門家による精神鑑定などを通じて刑事責任能力の有無や程度を見極める。鑑定留置の期間中は勾留が停止される。