近江・島滝が2ラン含む3安打 守備の要が打撃も好調

辻健治
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(20日、高校野球選手権大会 近江8-2日大東北)

 前日の降雨ノーゲームから仕切り直しとなった一戦。近江は守備の要がバットでチームを勢いづけた。

 敵失で1点をリードして迎えた二回。無死一塁で右打席に立った捕手の島滝悠真(はるま)が甘く入った126キロを捉える。打球は高々と舞い上がり、バックスクリーンへと飛び込んだ。「打った瞬間にいったと思った。今まで打ったホームランの中で、一番気持ちよかった」

 新チームから捕手に転向した副主将。滋賀大会の打順は下位だったが、6試合で打率4割3分8厘をマークした。6番に打順が繰り上がって迎えた甲子園の初戦。相次ぐ順延もあって、先月29日の滋賀大会決勝から約3週間も間隔が空いたが、好調を維持していた。

 公式戦初という本塁打に続き、五回は左中間へ、七回は右越えへいずれも適時二塁打を放って計3安打4打点。捕手が乗れば、チームも乗る。先発した2年生山田陽翔(はると)、六回から救援したエース岩佐直哉の両右腕を好リードでもり立てた。

 中止の昨夏を挟んで3大会連続の出場。8強入りした第100回大会(2018年)以来となる夏の甲子園の勝利は、18日に62歳になった多賀章仁監督へ、2日遅れのプレゼントにもなった。(辻健治)