退任する日大東北の監督へ 近江から思わぬプレゼントが

高岡佐也子
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(20日、高校野球選手権大会 近江8-2日大東北)

 ついさっきまで敵として戦った相手校からの思わぬ贈り物だった。

 日大東北(福島)の宗像忠典監督(59)は今大会を最後に退任する。近江(滋賀)に敗れた試合後、日大東北の選手たちはオンラインで取材を受けていた。そこへ近江側から、「監督さんへ」と、ウィニングボールを渡されたのだという。

 受け取った主将の松川侑矢は、「ボールは宿舎に帰って渡そうと思います。監督にはここまで育ててもらったので感謝しかない。最後だなと思うと悲しいというか、寂しさがあった」としみじみ。

 この試合の一回、エースの吉田達也が右足に打球を受けたときには、近江の一、三塁コーチが冷却スプレーを持ってすぐに駆け寄ってきてくれた。捕手の奈須優翔(ゆうと)にファウルチップが当たったときにも一、三塁コーチは駆けつけてきてくれた。高岡佐也子