後輩から先輩へ、近江の必勝リレー 「甲子園で完封を」

山口裕起
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(20日、高校野球選手権大会 近江8-2日大東北)

 後輩から先輩へ。近江は同じ右投げの2人による強力な継投が決まった。

 先発は、ノーゲームになった前日に5回63球を投げた2年生の山田陽翔。「疲れはなかった。リズムをつくることを意識した」と得意のスライダーをテンポ良く投げ込んで打たせて取った。

 五回に球が浮き始めて2失点したところで、背番号1の岩佐直哉が動く。「ナイスピッチ。あとは任せろ」と声をかけ、六回のマウンドへ。こちらは球威で押して先頭からいきなりの3者連続三振。最速146キロと力でねじ伏せ、1安打しか許さなかった。

 岩佐は春に右ひじを痛めたが、リハビリ期間に走り込んだことで球威が増した。最後の夏に間に合い、2人は滋賀大会決勝でも、無失点リレーを完成させた。

 夏の甲子園で3年ぶりとなる勝利をもたらしたが、2失点では満足できない。岩佐は言う。「山田と僕は近江の必勝パターン。目標は甲子園で完封リレーすること」。次は、優勝候補の大阪桐蔭に挑む。(山口裕起)