日経平均終値、年初来安値 一時2万7千円割る

細見るい
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 20日の東京株式市場では、日経平均株価が前日終値から267円92銭(0.98%)値下がりし、2万7013円25銭で取引を終えた。約8カ月ぶりの低水準で、年初来最安値を更新した。国内外で感染力が強いデルタ株が広がっており、景気回復の遅れへの懸念が高まっている。

 為替相場が円高ドル安となったこともあり、一時は2万7千円を割り込んだ。下落幅が大きかったのは自動車関連株。トヨタ自動車が19日、東南アジアでのコロナ感染拡大による部品不足で9月の世界生産を約4割減らすと発表したことが影響した。トヨタが4・08%、デンソーが8・83%、アイシンが5・28%とトヨタグループの株価が軒並み大幅に下落した。

 野村証券の沢田麻希氏は「コロナの感染拡大に歯止めがかかるか注視は必要だが、割安感による買いが入るためさらに下がる展開にはなりにくい」とみている。(細見るい)