閉校方針の高校、強豪バドミントン部を強化で存続目指す

林義則
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 青森市は20日の市議会議会運営委員会で、県教育委員会が2028年度で閉校の方針を示した浪岡高校の存続をめざし、強豪の同校バドミントン部に入部を希望する県外の生徒向けに学生寮を建設する方針を明らかにした。

 県教委は23年入試から一部の県立高で県内と秋田、岩手両県境の生徒に限っていた募集の範囲を全国に広げるが、浪岡高校は候補校から外れている。県教委が条件とする受け入れ体制を整えることで全国募集の導入校に加えられ、生徒数の確保につなげることをめざす。

 市は、設計費470万円や引っ越し費用などの助成費255万円を盛り込んだ補正予算案を9月市議会に提案する。予算案によると学生寮は12人が生活できる木造平屋建ての建物で、市浪岡体育館別館に隣接する市有地に建設。22年度に建設を始め、23年度4月の利用開始を予定する。

 また、県外から移住する浪岡高と浪岡中の新入生には、22年度から25万円を上限に引っ越し費用や転居交通費を助成する。

 市によると、生徒数97人の浪岡高では21人がバドミントン部に所属し、そのうち16人が県外出身。小野寺晃彦市長は20日の会見で「中高一貫でスポーツを強化し、子どもたちに浪岡を選んでもらえるよう支援する。ソフト、ハードの両面で本気で支えるとの姿勢を示す」と話した。(林義則)