序盤大量点の敦賀気比 1カ月試合なしでも強打そのまま

伊藤雅哉
[PR]

(20日、高校野球選手権大会 敦賀気比8-6日本文理)

 福井大会決勝は7月21日。1カ月の空白があっても、敦賀気比打線は序盤から活発だった。二回、6長短打を集めて一挙5得点のビッグイニングをつくった。この回、4本目の適時打を中前に運んだ5番前川誠太は「つなぐ打線」と表現し、「低く強い打球を意識している」と言った。

 16安打のうち単打が13本。内野の間をゴロで抜くような打球が目を引いた。選抜大会では常総学院(茨城)に初戦敗退。全国で勝つには140キロ台の直球を打たなければならないと、より一層「低く強く」を徹底してきた。日本文理の右腕田中晴也の直球も速かったが、すぐに対応できた。

 「これだけ試合をしないのは初めての経験だった」と東哲平監督。雨で室内練習も多かった。野手は打撃をメインに調整し、投手に通常より前から投げてもらって速球を打ち込んだ。

 序盤の大量点が、猛追を受けた終盤にモノを言った。守備では計3失策。そこは試合勘の不安が出た形だが、前川は「次の試合につなげていきたい」と力強かった。伊藤雅哉