猫が…入院拒んだ自宅療養の男性死亡 熊本市

新型コロナウイルス

長妻昭明
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 熊本市は20日、新型コロナウイルスに感染して自宅療養中だった50代の男性会社員が死亡したと発表した。熊本県内で自宅療養者が亡くなるのは初めて。県内の死者はこれで計122人となった。

 市によると、亡くなった男性は今月12日に発熱し、13日に抗原検査を受けて陽性と判明。一人暮らしで基礎疾患があったが、医師から軽症と判断され、自宅療養となった。

 保健所が経過を観察していたが、男性は発熱が続き、16日には血中酸素濃度が94%を下回ったため入院を勧めた。しかし、男性は猫を飼っていて預け先がないことなどを理由に拒否。その後も入院や外来診療を拒み続け、18日午後5時15分を最後に連絡が取れなくなった。このため19日に保健所が警察に連絡。警察官が自宅を訪ねたところ、男性が倒れており、死亡が確認されたという。

 市内の19日時点での病床使用率は69%で、男性が希望すれば入院できる状態だったという。市は、自宅療養とした判断は「妥当だった」とした上で、再発防止のため「もう少し早く保健所職員が自宅療養者の家に行き、警察に相談するようにしたい」としている。

 県と熊本市はこの日、新たに318人の感染を発表。1日の発表数としては過去最多で、初めて300人を超えた。これまでに県内で確認された感染者は1万人を超え、1万179人となった。(長妻昭明)

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