中国人が乗る車に自爆攻撃、子ども2人死亡 パキスタン

奈良部健
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 パキスタン南西部バルチスタン州の港町グワダルで20日午後7時ごろ、中国人が乗った自動車の近くで爆発があり、中国人1人が負傷した。爆発後、中国関連企業のグワダル進出に反対する現地の武装勢力「バルチスタン解放軍」が犯行声明を出した。

 地元メディアによると、中国人が乗った車がパキスタン軍や警察に警護されて走行していたところ、男が沿道から近づき、15~20メートルの距離で爆発した。近くにいたパキスタン人の子どもが巻き添えになり、2人が死亡、2人が負傷した。

 中国にとってグワダルは内陸部からアラビア海に通じる要衝で、一帯一路構想では戦略拠点に位置づけている。パキスタンは対インドで利害が一致する友好国で、中国政府はグワダル港一帯の管理を40年間請け負う契約をパキスタン政府と結び、開発を進めている。

 バルチスタン解放軍はパキスタンからの独立をめざしており、中国によるグワダル開発については「資源の流出につながる」などと反対している。奈良部健