メルケル氏に花束贈るプーチン氏 最後の会談も平行線に

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モスクワ=喜田尚、ベルリン=野島淳
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 ドイツのメルケル首相が20日、モスクワを訪問し、プーチン大統領と会談した。今秋で引退を予定するメルケル氏にとって最後となる独ロ首脳会談だが、人権、民主主義、ウクライナ問題などで議論は平行線で終わった。欧米と亀裂を深める一方のロシアと16年間向き合ってきたメルケル氏が会談後の記者会見で最後に残した言葉は「対話以外の選択肢はない」だった。

 20日はロシア国内で起きた反政権派指導者ナバリヌイ氏の毒殺未遂事件からちょうど1年。兵器級の神経剤「ノビチョク」で襲われたとされる同氏はドイツで治療を受けて1月に帰国したが、ロシアの裁判所に過去の有罪判決の執行猶予を取り消され、収監された。

 メルケル氏は同日の会談でも「受け入れられない」と繰り返し、プーチン氏に釈放を求めたという。

 「反汚職基金」などナバリヌイ氏の3団体は「過激派組織」に指定された。会談後の記者会見でプーチン氏は「ロシアの裁判所の判断を尊重するよう望む」とし、「汚職との戦いは大事だが、それを政治目的に利用してはならない」と主張。メルケル氏は「よい政治と汚職との戦いは相関関係だ」と食い下がった。

 ロシアと欧米の対立が決定的…

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