横浜の1年生エース、甲子園デビュー 球の力不足を痛感

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(21日、高校野球選手権大会 智弁学園5-0横浜)

 初めての甲子園は、ほろ苦い大会となった。

 強豪・智弁学園との対戦で、横浜の先発を任されたのは、1年生左腕の杉山遥希(はるき)だった。

 身長180センチ。伸びのある直球と変化球を駆使し、背番号15をつけた神奈川大会では、4試合に登板し、チーム最多の投球回を投げた。そして、甲子園では、松坂大輔ら名だたる先輩たちがつけたエースナンバーを渡された。

 この試合、三回まで無失点に抑えた。ところが、四回に崩れた。

 「絶対に点を与えられない場面。すごく力をいれて投げたが、バッターの方が力が上だった」

 1死満塁から中堅フェンス直撃の2点適時打を浴び、先制点を許し、この回限りで降板した。

 夢の舞台で、杉山が痛感したのは、純粋に球の力不足だった。

 「打者が直球が来ると分かっていても打てない、そんな球を投げたい」

 そんな1年生に、村田浩明監督は「よく投げてくれた半面、これからもっとやってほしい」。厳しい言葉は来年以降の期待の裏返しだ。