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離島の医療に知事が危機感 施設確保できず、患者運べず

有料会員記事新型コロナウイルス

奥村智司
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 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、鹿児島県内でも医療が逼迫(ひっぱく)している。県は病床や宿泊療養施設の確保などを進めているが、特に離島の状況が厳しく、立て直しが課題となっている。

 20日の新型コロナをめぐる全国知事会のWEB会議で、塩田康一知事は医療提供体制が不十分な離島での感染拡大に触れ、「大雨や台風で物流が滞る事態に備え、一定の備蓄ができるよう治療薬の十分な供給を」と国に要望した。

 県くらし保健福祉部によると、本土の医療機関への搬送が必要な状態なのに、悪天候で運べない入院患者が徳之島喜界島に20日時点で複数いるという。

 県内で連日、200人超の新規感染者が出る中、県は療養用の宿泊施設について県内で近く、数百室を増やすよう調整している。離島では奄美市、知名町(沖永良部島)、与論町に加え、徳之島町のホテルで療養施設を19日に開所した。

 ただ、離島ではそもそも感染防止の「ゾーニング」などに対応できる宿泊施設が少なく、8月に感染が急増している喜界町では確保の見通しも立っていない。塩田知事は、入院や宿泊療養が必要な患者について、喜界町から奄美市徳之島町に搬送するなど「奄美群島全体でどうするかを考えたい」と会議後に報道陣に話した。

 一方で「離島では宿泊施設の…

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