「丸は苦手だけど四角は得意」 老舗桐箱店が意外な商品

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 福岡県古賀市の老舗桐(きり)箱メーカー「増田桐箱店」が、木製のオセロを作った。桐箱の需要が減り、木材価格も高騰する中、技術力を生かした新たな商品で販路拡大へ「次の一手」を打つ。

 増田桐箱店は1929年創業。博多織博多人形、陶芸品、茶道具などを入れる桐箱を生産してきた。同社によると、伝統工芸品向けの桐箱製造で国内トップシェアを誇り、人間国宝の作品用桐箱も手がけているという。

 だが、新型コロナウイルスの影響で、結婚式や企業の記念式典などが減少。桐箱の需要も大きく減る中、日常生活になじむ新たな商品の開発に取り組んできた。

 藤井博文社長は「箱のメーカーだけに、丸いものをつくるのは苦手だけど四角いものは得意」といい、四角い盤面のボードゲームを思いついたと話す。これまで廃棄していた端材の有効活用も兼ね、コロナ下でもあたたかみを感じながら大人から子どもまで家庭で遊んでもらえるものを、と考えたという。

 商品は、駒が四角の「Square」と、盤面に凹凸がある「Deco Boco」の2種類。杉やヒノキなども使い、自然の風合いで駒の色の違いを表現した。インテリアとして飾れることも目指した。

 クラウドファンディングサイト「Makuake」で30日まで、「Square」を7875円、「Deco Boco」を6375円(いずれも早割価格・数量限定)などで先行販売している。